レゴで出来たフェラーリ

当然のことながら、何でもレゴで出来ているのが「レゴランド」。
土曜日に皆で「レゴランド」に行った。レゴランドはシンガポールではなく、北側の橋を渡った対岸、マレーシアのジョホールバルという町にある。朝七時に息子のコンドを、息子の予約したハイヤーで出発、四十五分ほどで国境に着く。国境であるからして、当然、パスポートコントロールがある。僕たちは運転手を残して車を降り、検問所の建物でパスポート検査を受けた。所要時間三十分。隣町に行くだけなのに、結構厳しい。
九時前にレゴランドに着く。息子はその日、「VIPパス」を買っていた。それがあるとどうなるかと言うと、ガイドさんが朝から夕方まで付き添ってくれて、乗り物やアトラクションには優先的に並ばず乗れて、朝食と昼食とお土産が付いてくるという。
「一体、いくらなんやろ。」
と詮索したくなるが、ここは何も言わず、息子の好意に甘えておくことにする。
最初にショーを見て、朝食。その後、ガイドさんが、効率的に、次々といろいろな乗り物に連れて行ってくれる。「レゴランド」というだけあって、園内の多くの物がレゴで作られている。動植物、建物、乗り物、キャラクターなどなど、すごく巧妙。日本のUSJやディズニーランドと違い、園内が決定的に広く、来場者が決定的に少ないので、園内は空いていて、乗り物を待っている人は多くて二十人くらい。平和な世界である。それでも、待ち時間なしで乗れるのは嬉しい。
「今日から始まる特別展があるの。」
と息子が言う。何と、「レゴで出来たフェラーリ」が公開されるという。
「フェラーリみたいな曲線のフォルムをどないしてレゴで作るんやろ。」
と思っていた。いよいよフェラーリとご対面。実際に乗り込むこともできる。流れるような流線形が、見事に赤いレゴで表現されていた。
「すごい!どんだけ時間がかかったんやろ。」
VR(バーチャルリアリティー)の眼鏡を付けての、ジェットコースターも面白かった。僕は基本的に歴史的な場所、大自然に触れあえる場所が好きで、テーマパークは余り趣味ではないのだが、まあ、それなりに面白かった。エンゾーも楽しんでいる。
昼食の後、また色々な乗り物に行く。午後四時ごろまで、たっぷり遊ぶ。ガイドさんと別れて、ゲートから外に出て、迎えの車が来るまで、「スターバックス」で休憩。その日も、暑い中、ずっと屋外にいたので、冷房と、冷たいカフェラッテで生き返った気分。カフェを出ると、遠雷が聞こえる。どこかで夕立しているようだ。
ジョホールバルの町中で、夕食をとって帰ることになった。ゾーイの同僚のお勧め、メッチャ庶民的な店だった。「魚頭咖喱」(ユウトウガーリー、魚カレー)が最高。五人で腹いっぱい食べて、お勘定は約一万円。
「マレーシアはシンガポールに比べてごっつう安いんや。」

レゴのフェラーリ。根気よく作ってある。実際乗れるのがすごい。