ミニ同窓会

 

鶴橋に集まった、金沢大学元陸上部のメンバー。右から二人目が完走したHさん。

 

鶴橋駅で、大学の陸上部の仲間、三人と落ち合う。二人とは二十年ぶりくらい。Kさんとは、昨年の夏に会っていた。今回、ミニ同窓会の会場を決めてくれたのは、地元大阪在住のKさん。彼の先導で、鶴橋の町の中を歩いて行く。鶴橋と言えば「コリアンタウン」「韓国人コミュニティー」。ホルモン焼き屋や、韓国食材の店が軒を並べている。話には聞いていたが、行くのは初めて。感慨深い。

「これが、話に聞いていた『鶴橋』か。」

Kさんは、一軒の韓国料理の店に入って行った。そこにYさんとMさんが既に、ビールを飲んでおり、二人の前にはチジミ(韓国風お好み焼き)があった。その横の女性は、Kさんの奥さんで、この店は、Kさん夫妻の馴染みの店とのこと。Yさん、Mさん、Kさんの三人は、マラソンを走ったHさんを沿道で応援し、一足先に宴を始めていたのであった。

「で、Hさんに会えたん?」

僕はロンドンマラソンを走った同僚の応援に行ったことがあるが、結局彼を見つけられなかった経験がある。参観者が一万人を超えるレースで、川の流れのように押し寄せるランナーの中から、一人を見つけ出すことは、とても難しいのだ。

「三か所で待ってたけど、最初の二つはダメで、最後ゴール前で会えた。」

とのこと。最近は、目指すランナーが、どのチェックポイントを通過したか、アプリで分かるらしい。それなら可能かも。Hさんはゴールの後、こちらに向かっているとのこと。

「改めて乾杯〜!」

三十分ほどして、「主賓」のHさんが到着。

「すごい!普通に歩いてる。」

結構元気そう。彼から、ここ数か月の練習の様子や、レースの話を聞く。僕たちの年齢でフルマラソンを走るのはとても難しい。と言うのは、ちょっときつい練習をすると、すぐに故障するからである。練習で一回は走れるのだが、なかなか疲れが取れず、疲れが溜まると故障してしまう。Hさんも、週一回の練習で、準備してきたという。

「Hさんの完走に乾杯!」

それから、僕たちは、ビール、ソジュ(焼酎)、マッコリなどを飲んだ。学生時代、このメンバーで本当によく飲んだものだ。大学の運動部と酒は不可分かもしれない。怖いのは、韓国の酒の強さが分からないので、自分がどれだけのアルコールを摂取したか、分からないことである。僕は、かなりセーブしていたが、他のメンバーはパカパカと盃を空けている。

 結局、二次会でまた居酒屋に行き、名古屋へ戻るMさんが最初に帰り、僕も九時過ぎに、席を立った。他のメンバーはまだハイボールをガンガンやっている。

 

大阪、京橋、鶴橋辺りは、僕にとって懐かしい風景が見られる場所。

 

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