エピローグ

雨中嵐山　周恩來

雨中二次遊嵐山，

兩岸蒼松，

夾着幾株櫻。

到盡處突見一山高，

流出泉水�鵠@許，

繞石照人。

瀟瀟雨，

霧濛濃，

一綫陽光穿雲出，

愈見嬌妍。

人間的萬象眞理，

愈求愈模糊，

模糊中偶然見着一點光明，

眞愈覺嬌妍。

雨中の嵐山　周恩来

雨中二次嵐山に遊ぶ

両岸の蒼松は

幾株かの桜を挟みたり。

到り尽きる所、たちまち一山の高きを見る

泉水を流出させ清きことかくの如く

石を繞り人を照らす。

蕭蕭たる雨

霧濛濃たり

一閃の陽光雲をうがち出で

いよいよ嬌妍（＝あでやかさ）を現わす。

人間の万象真理は

いよいよ求むれど　いよいよ模糊たり

模糊たる中に偶然一条の光明を見いだし

真にいよいよ嬌妍たるを覚ゆ。

＜了＞

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